2015年5月10日日曜日

生活環境:独断によるボストンの魅力7選

MIT Sloanをキャンパスビジットされる方から、「ボストンの生活環境はどうか?」という質問をよく受けるので、独断と偏見で選んだボストンの魅力7選をご紹介したいと思う。

1.世界的なアカデミック都市:
マサチューセッツ工科大学(MIT)とハーバード大学が双璧をなす、世界のアカデミア都市である点が一番の魅力だと思う。タフツ大学、バブソン大学、ボストン大学など著名な大学が多く集積する。エマーソン大学や、バークリー音楽院など、芸術分野で有名な大学もある。100以上の教育機関があり、(60万人の人口に対して)25万人の学生がいるらしい。様々な大学がクロスレジスターを認めており、MIT SloanもHarvard Kennedy School(ハーバード大学の公共政策大学院)とのDual Degree Programが存在する。世界中から研究者/学生が集まってくる国際都市で、日本人も、医療、バイオ、電機、官庁、ビジネスなど様々な分野の人がボストンに在住しており、「ボストン日本人研究者交流会」や先日の記事でふれた「ボーゲル塾」等のイベントを通じて、ネットワーキングができる。

2.安全・安心な生活環境:
2013年4月のボストン・マラソンの悲劇が記憶に新しいが、ボストンは基本的に安全な街だと思う。アメリカなので、行ってはいけないエリアはあるし、深夜の一人歩きは避けるべきだが、(ケンブリッジ市は特に)日本に近い感覚で生活ができる。スタンフォード大学のサマースクールにいたとき、週に1−2回、武装強盗が出たという警告が学内に流れていたが、MITに来てからはそういった話も年に1−2回程度しか聞かない。

3.適度に都会:
これは好みだが、適度に都会というのが自分の中ではポイントだ。ニューヨークの方がモノは揃ってるし、美味しいレストランもたくさんあるが、人が多すぎて自分は酔ってしまうので、ボストンくらいの中都市がちょうどいい。寿司屋も結構あるし、ラーメンが食べたければ、二郎系の夢を語れ、山頭火、Totto Ramen、Snappy Ramen、Sapporoなどそれなりに選択肢がある。最近は、ユニクロ、ビアード・パパ、ゴーゴーカレーなどもボストンに進出しており、日本人としては嬉しい限りだ。

4.車は不要:
車はあったら便利だが、なくても生活できる。アメリカで、車がなくて生活できる都市は、ニューヨーク、サンフランシスコ、ボストンくらいだと思う。中心部はバスと全米最古の地下鉄があれば、ほぼどこでも行けるし、自転車用の道路も整備されているので、移動がしやすい。

5.美しい街並み:
ボストンは、全米で最も歴史のある街の一つで、赤レンガ色で統一された美しい街並みが特徴。チャールズ川沿いの景色は、散歩していて本当に気持ちがよい。冬は川が完全に凍ってしまうが、春は皇居に負けないくらい桜がきれい(ちょっと褒めすぎ笑)。ランナーが多い理由も納得だ。

6.4大スポーツチームの本拠地:
ボストン・レッドソックス(ベースボール)、ボストン・セルティックス(バスケットボール)、ニューイングランド・ペイトリオッツ(アメリカン・フットボール)、ボストン・ブルーインズ(アイスホッケー)と、中規模都市にもかかわらず、4大スポーツすべての本拠地がある。2013年は田澤、上原両投手の活躍により、ボストン・レッドソックスがワールド・シリーズ優勝、2014年は、ニューイングランド・ペイトリオッツがスーパーボールを制覇しており、ボストン在住者として嬉しい限りだ。自分が滞在していたこの2年間は本当に恵まれていた。

7.美味しい地ビール:
一番最初に持ってくるか悩んだが、空気を読んで一番最後にした。ボストンは、全米でも有名なSamuel Adams(サミュエル・アダムス)とHarpoon(ハプーン)の産地で、他にも小規模な地ビール醸造所が複数存在する。これらは、見学ツアーに参加することもできる。MITから徒歩圏内にも、Cambridge Brewing Companyという醸造所がある。街の酒屋に行くと、バリエーション豊富なビールを見ることができる。パンプキンビールやブルーベリービールなど、季節毎のフレーバービールもあり、ビール党にはたまらない。

ボストンのデメリットは、生活費の高さと冬の寒さだと思う。今年のボストンは観測史上最大の積雪量で、学校が3回も休校になった。以上、簡単ではあるが、ボストンの紹介としたい。

卒業まであと26日!!!

P.S. ボストンの風景(夏のチャールズ川沿い/アパートからの夕焼け/春の並木通り)








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