2015年5月5日火曜日

100K: MITの起業家育成システムに挑戦!

100Kとは、MITで開かれるビジネスコンペティションで、その名の通り、(100K Launchの)優勝チームは、$100,000(日本円で約1,200万円)の賞金を受け取ることができる。面白いのは、大学のビジネスコンテストということもあり、11月の100K Pitch、2月の100K Accelerator、5月の100K Launchといった形で、通年のイベントになっており、9月に入学して、100Kのスケジュールに沿って自分のアイデアを進めていけば、学期末には、一定のものができあがっているという教育的配慮がある。

自分は、日本人のクラスメートと一緒にアイデアを考え、そこに医者出身のカナダ人と日本のメーカーで働いたことのあるタイ人を加えて(全員Sloan生)、チームを組んだ。このメンバーは、皆アントレに興味があり、2年間で最も仲良くなった人たちだ。

我々のチームは、100K Pitchに参加し、優勝こそならなかったが、300近いチームの中から18チームのファイナリストに残り、ヘルスケア部門で観客から最も多くの支持を得ることができた。

ビジネスプランの詳細は割愛するが、以下が実際のピッチ内容である。

20 sec - Problem
Starbucks spends $300 million dollars on healthcare. That’s more than they spend on coffee. 90% of US employers have wellness programs to reduce costs.The problem with current programs is, they're not tied to health outcomes or cost reduction.

30 sec - Solution
Our solution provides companies with an outcome-based social incentive system.
As an employee, you get a wearable device and app (like a FitBit). When you reach your monthly goal of 10,000 steps /day, you get a $10 reward !!! You see in our social network, Michael in Sales reached 20,000 steps/day and got $20 reward !!! You and Michael are competing to improve your health. Your company is saving money on healthcare. Our market is the $1 trillion dollars US companies spend on healthcare each year.

10 sec - Team and Ask
I am a physician working with three engineers. Our advisor runs a wellness program for 20,000 employees. We are seeking a developer and 50,000 dollars to run a pilot program. Thank you.


1分というのは本当に短く、最初の文章案からかなりの部分を削っている。Problem、Solution、Team and Askの大きく3つのパートで構成される。インパクトのある出だし(スターバックスの話)、数字をいれて説得感を持たせること、観衆を主人公にすること(you get a $10 reward !!!)を心がけた。また、1分間のプレゼンに続いて、1分間のQ&Aがあったため、想定問答を15程度つくり、万全の準備で臨んだ。プレゼンは、ネイティブのカナダ人に任せることになったが、彼のプレゼンも本当に素晴らしいものだった。

エレベーターピッチといって、30-60秒のプレゼンを常に考えておくように、とアメリカに来てからよく言われるが、自分たちの本当の価値/訴えたいことは何なのかを整理する意味でもすごく有用だと感じた。

卒業まであと31日!!!

P.S U.S.バージンアイランドの海辺(素晴らしいダイビングスポット)






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