i-teams(http://iteams.mit.edu/)とは、MITの工学部のラボが実際に研究している技術をピックアップし、それを商業化するプロセスを体験する授業である。３ヶ月超のプロジェクトであるため、実際の商業化までは至らないが、どういった観点を考慮して商業化に取り組むべきかを学ぶことができる。教授があらかじめ集めてきた約20のプロジェクトの中から、学生自身が面白いと思うものをピックアップし、MBAと工学部からなる4−5人の混合チームで課題に取り組む。個人的には、MIT Sloanで最もとりたかった授業の一つだ。
この授業で感じたことは、
１．最初のアプリケーション（またはターゲット顧客）を一つに絞り込むプロセスは最も重要。緻密な分析で絞り込んだうえ、最後は勘とチームが情熱を持てる分野で決まっていく。例えば、軍隊向けはファンディングがしやすい一方、制約が多く、要求水準も高い。また後々、情報管理等の理由から、他のアプリケーションへの展開が難しくなるリスクがある。途上国向けのアプリケーションは、マネタイズするのに時間がかかるため、やめたほうがよいというアドバイスをメンターから受けた。
２．ユーザーニーズを学ぶことは非常に有用。そのために、繰り返し専門家やユーザーへのインタビューを行う。スタートアップでは初期のロイヤルカスタマーの存在が非常に重要だ。Design thinkingのようにユーザーが何を求めているのかについて情報／フィードバックを集める手間を惜しんではいけない。
３．技術による制約を十分に把握しておくが必要。特に、製品化までの時間や乗り越えなくてはならない課題の大きさを正確に把握することが重要である。この点は、エンジニアとビジネスサイドのコミュニケーションが不可欠だ。
授業では、実際のプロジェクトをベースに、下記の課題にチームで取り組む。
ステージ1:
Application Map – what is the innovation good for?
Functional (technology) Assessment – what does the technology do?
Interview Takeaway Chart
Use Case Assessment Exercise – who cares? why?
ステージ2:
Application Picking Exercise – which application should we choose?
Value creation/capture Exercise
Final Presentation
次ポストで、実際のプロジェクトと課題一つ一つを見ていくことにしたい。
卒業まであと３６日！！！
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2015年4月30日木曜日
2015年4月29日水曜日
MBA / MIT Sloanに来た目的
2013年9月にMIT Sloanに入学し、卒業まであと1ヶ月強となった。これから卒業まで、毎日ブログを更新しながら、過去2年間の学びを振り返りたいと思う。自分が、MBA / MIT Sloanに来た目的は大きく以下の5つだ。従って、これらのトピックについて思ったことを綴っていきたい。
１．技術を商業化するスキル／経験を得る
i teamsというMITで研究されている技術を使って商業化プロセスを学ぶ授業、MIT Media Labでのインターンから得たインサイト、コンピューターサイエンスのポスドクと進めている通信技術の商業化プロジェクトなどを通じて感じたことを書いていきたいと思う。
２．スタートアップに必要なスキル／経験を得る
この２年間、Entrepreneurial Strategy、Entrepreneurial Finance、Entrepreneurial Salesなど、多くのスタートアップ関連の授業を履修した。加えて、授業とインターンを通じて、世界中のスタートアップの挑戦／課題を見ることができた。フィリピン、セルビア、中国、アメリカ、日本のスタートアップでの現場経験から自分自身が学んだこと／感じたことを書き留めたい。
３．MBAで得た知識を実践で使う
これは上記のスタートアップの経験に加えて、夏休みのコンサルでのインターン経験等を振り返りたい。
４．リーダーシップ力／英語でのコミュニケーション能力を高める
MBA留学前に、エッセイを書きながら、リーダーシップとは何かということを悶々と考えていた。リーダーシップは学べるものなのか、グローバルリーダーになるための素質とは何か、MBAで得られるリーダーシップとは何なのか、、などなど。こうした疑問について、自分自身が学び、経験したことを書き留めたい。
５．世界中を訪問し、世界の動きを肌で感じる
この2年間、授業、仕事、旅行を通じて、約20カ国を訪問することができた。社会人時代に比べて時間に余裕があるのは事実であり、こうした時間が次にいつ訪れるかわからないと思い、お金と時間を投資した。結果として、非常に有意義な時間を過ごすことができた。
以上から、１−４のトピックを中心に思ったことを綴っていきたいと思う。
卒業まであと３７日！！！
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１．技術を商業化するスキル／経験を得る
i teamsというMITで研究されている技術を使って商業化プロセスを学ぶ授業、MIT Media Labでのインターンから得たインサイト、コンピューターサイエンスのポスドクと進めている通信技術の商業化プロジェクトなどを通じて感じたことを書いていきたいと思う。
２．スタートアップに必要なスキル／経験を得る
この２年間、Entrepreneurial Strategy、Entrepreneurial Finance、Entrepreneurial Salesなど、多くのスタートアップ関連の授業を履修した。加えて、授業とインターンを通じて、世界中のスタートアップの挑戦／課題を見ることができた。フィリピン、セルビア、中国、アメリカ、日本のスタートアップでの現場経験から自分自身が学んだこと／感じたことを書き留めたい。
３．MBAで得た知識を実践で使う
これは上記のスタートアップの経験に加えて、夏休みのコンサルでのインターン経験等を振り返りたい。
４．リーダーシップ力／英語でのコミュニケーション能力を高める
MBA留学前に、エッセイを書きながら、リーダーシップとは何かということを悶々と考えていた。リーダーシップは学べるものなのか、グローバルリーダーになるための素質とは何か、MBAで得られるリーダーシップとは何なのか、、などなど。こうした疑問について、自分自身が学び、経験したことを書き留めたい。
５．世界中を訪問し、世界の動きを肌で感じる
この2年間、授業、仕事、旅行を通じて、約20カ国を訪問することができた。社会人時代に比べて時間に余裕があるのは事実であり、こうした時間が次にいつ訪れるかわからないと思い、お金と時間を投資した。結果として、非常に有意義な時間を過ごすことができた。
以上から、１−４のトピックを中心に思ったことを綴っていきたいと思う。
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